猫を保護する注意点と千葉の保護猫カフェまとめ

猫を保護する際には、いくつかの注意点があります。特に、猫の安全、自分自身の安全、そして保護後の適切なケアのために、以下の点を確認してください。
1. 猫の安全を最優先に
a. 急な接触は避ける
猫の様子を見る: 怯えている、攻撃的になっている、怪我をしているなど、猫の様子をよく観察します。
ゆっくりと近づく: 焦らず、静かにゆっくりと近づきます。大きな声を出したり、急な動きは避けましょう。
逃げ道を確保: 猫がさらにパニックにならないよう、逃げ道を塞がないようにします。
b. 捕獲の準備
捕獲器の使用を検討: 特に野良猫や警戒心の強い猫の場合、無理に手で捕まえようとすると、猫を傷つけたり、自身が怪我をする可能性があります。動物病院や動物保護団体から捕獲器を借りることを検討しましょう。
毛布や洗濯ネットの活用: 緊急時には、厚手の毛布を上からかぶせて視界を奪い、洗濯ネットに入れて確保する方法もあります。ただし、猫が興奮している場合は危険を伴います。
安全な搬送手段: 保護後は、通気性が良く、猫が逃げ出せないキャリーケースに入れて運びましょう。
c. 子猫の場合
母猫が近くにいないか確認: 子猫がいても、すぐに保護せず、近くに母猫がいないか、数時間様子を見てください。母猫が一時的に離れているだけの可能性があります。
多頭での保護: 子猫は抵抗力が弱く、単独で保護するよりも兄弟猫と一緒に保護する方がストレスが少ない場合があります。
2. 自身の安全確保
a. 咬みつき・引っ掻きに注意
厚手のグローブの着用: 猫に触れる際は、必ず厚手のグローブ(革手袋など)を着用し、咬みつきや引っ掻きから手を保護しましょう。
長袖・長ズボン: 腕や足も保護できる服装が望ましいです。
無理な捕獲はしない: 攻撃的な猫に対して、無理に素手で捕まえようとすると大怪我につながります。
b. 感染症のリスク
手洗い・消毒: 猫に触れた後は、必ず石鹸で手を洗い、消毒しましょう。
動物病院での相談: 猫から人間にうつる可能性のある感染症(パスツレラ症、猫ひっかき病など)もあります。保護後に異常を感じたら、速やかに医療機関を受診し、猫に触れたことを伝えましょう。
3. 保護後の対応
a. 隔離と安静
他のペットとの隔離: すでに自宅に他のペットがいる場合、保護した猫から感染症がうつる可能性や、喧嘩になる可能性があります。最低でも2週間程度は別の部屋で隔離し、直接接触させないようにしましょう。
静かで落ち着ける場所: 保護したばかりの猫は警戒心が強く、ストレスを感じやすいです。静かで薄暗く、隠れられる場所(段ボール箱など)を用意し、安心して休ませてあげましょう。
b. 健康チェックと動物病院受診
目視での確認: 怪我、目やに、鼻水、ノミ・ダニ、排泄物の異常などがないか、可能な範囲で確認します。
動物病院へ: 保護したら、できるだけ早く動物病院を受診しましょう。
健康状態の確認: 全身の健康チェック
感染症検査: FIV(猫エイズウイルス)、FeLV(猫白血病ウイルス)などの検査
寄生虫駆除: ノミ・ダニ、お腹の寄生虫の駆除
ワクチン接種: 必要な予防接種
不妊去勢手術の検討: 将来的な繁殖を防ぐためにも重要です。
c. 必要な物資の準備
フードと水: 猫用の適切なフードと新鮮な水を用意します。急なフード変更は下痢の原因になることがあるため、様子を見ながら与えましょう。
トイレ: 猫砂とトイレを用意します。猫は清潔好きなので、常に清潔に保ちましょう。
寝床: タオルや毛布を敷いた段ボール箱などで構いません。
キャリーケース: 通院や移動時に必要になります。
d. 飼い主探しの努力(迷い猫の場合)
警察署・動物愛護センターへの連絡: 迷い猫の可能性もあるため、保護した場所の管轄の警察署と動物愛護センター(保健所)に連絡し、届け出をしましょう。
SNSや地域の掲示板: 迷い猫の情報が共有されているSNSグループや地域の掲示板に、保護した猫の情報を掲載し、飼い主を探す手助けをします。
チラシの作成: 保護場所の周辺に、猫の写真と連絡先を記載したチラシを貼ることも有効です。
e. 終生飼養の覚悟
一時保護か終生飼養か: 保護する前に、一時的に預かるのか、それとも終生飼養する覚悟があるのかを明確にしておくことが重要です。
安易な保護は避ける: 経済的、時間的、精神的に余裕がない状態で安易に保護すると、猫にも負担がかかり、結果的に多頭飼育崩壊などの問題につながる可能性もあります。
これらの注意点を踏まえることで、猫も人も安全に、そして円滑に保護活動を進めることができます。
気軽に猫たちとふれあいたい場合は、猫カフェや保護猫カフェが便利で楽しいと思います。
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